研究内容のご紹介

当研究分野では持続感染により人を死に至らしめるウイルスの研究を行っています。
具体的には、C型肝炎ウイルス (HCV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、およびヒトT細胞白血病ウイルス-1 (HTLV-1)です。

また、これまでの研究で得られた経験を生かして、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の研究にも取り組んでいます。
天然型SARS-CoV-2を用いた研究には気圧管理などの厳しいBSL3施設が必要になります。このため限られたBSL3施設を持つ
研究室でしか実験できないことが治療薬開発のボトルネックになっています。最近、当研究室では一般的な研究室(BSL2)で
SARS-CoV-2の実験ができる人工ウイルス(SARS-CoV-2レプリコン)を開発しました。レプリコンは感染性のないウイルス
のためより多くの研究室で安全に実験ができます。また、従来の天然型ウイルスを使った実験よりも短時間に正確な化合物の
評価ができるため、新しい治療薬の開発を加速することが期待できます。


当分野のミッションはこれらのウイルスの弱点を見つけて、ウイルスを撲滅することです。

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